うさぎさんの足の裏は、
ふさふさの毛で覆われています。
猫や犬のような肉球はありません。
このふさふさの毛が抜けてしまう
ソアホックという病気があります。
うさぎさんはこの病気にかかりやすいです。
今回は、このソアホックがどんな病気なのか?
対策はできるのか?を一緒に学びましょう。
ソアホックとは、うさぎさんの足の裏の毛が抜けてしまい、
その部分が炎症したり、潰瘍ができたりしてしまう病気のことです。
足の裏の毛が抜けてしまう原因として、
以下の例がよく挙げられます。
ケージの床材などが硬く、足の裏に負担がかかっている
歩行時のバランスがよくなく、足の裏の一定の箇所に体重がかかっている
あまり運動しない
足の裏が濡れたことにより、脱毛する
もともと足の裏の毛が少ない
スタンピングをよくしている
ソアホックの原因の一つに、
ケージの床材が硬く、うさぎさんの足の負担になっていることや、
トイレの金網が細く、足の負担になっているなど、
うさぎさんが足をつける床は気を使ってあげる必要があります。
木製のすのこを使うのも良いでしょう。
プラスチック製のすのこなどもあります。
どちらも、穴や隙間の小さいものを選んであげると、
穴に足が挟まったりする事故も起こりづらいでしょう。
木製のすのこを使用する場合は、
うさぎさんがすのこにおしっこをしてしまったり、盲腸糞を落としてしまったりしますので、
定期的に綺麗にしてあげなければいけません。
水洗いが必要になりますので、
洗った際は、しっかりと乾かしてあげましょう。
生乾きのままですと、うさぎさんの足の裏が濡れて、
脱毛の原因となってしまいます。
体重の重いうさぎさんは、特に硬い床材はソアホックの原因となりやすいので、
柔らかめの床材を選んであげたいですね。
コルクマットなども良いですが、床材をかじらないよう注意が必要です。
うさぎさんがあまり動かないことも、ソアホックに繋がります。
肥満になってしまうと、うさぎさんも人間と同じで疲れやすくなるので、
あまり運動しなくなくなります。
じーっとしていると、
足の裏の一箇所にずっと体重がかかってしまいますので、
できれば、運動してほしいですよね。
うさぎさんの肥満は、他の病気にも繋がりますので、
あげているフードの種類と量を見直してあげましょう。
運動しないことの原因に、ケージが狭すぎることもあります。
うさぎさんの大きさに対して、ケージが狭すぎていないか、
うさぎさんが自由にケージ内で動き回れているか、観察してみましょう。
うさぎさんの足の裏に脱毛しているところを見つけた場合は、
早めに病院に行きましょう。
ソアホックは、
今すぐに治さないと命に関わるような病気ではありませんが、
うさぎさんの行動を制限してしまうことになります。
症状が進んでしまうと治療に時間がかかってしまいますし、
菌に感染していた場合、骨髄炎や滑膜炎になる可能性もあります。
うさぎさん自体は気にしていない様子でも、
飼い主さんが気づいたら、なるべく早く病院に連れて行きましょう。
足の裏の毛は抜けるとなかなか元に戻らないというお医者さんもいます。
脱毛してしまう前に、今のうさぎさんの生活環境がうさぎさんにとって最適なものか、
一度見直してあげたいですね。
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