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歯が伸びやすいうさぎさんの病気、不正咬合

うさぎさんの歯は人間のように乳歯から永久歯と生え変わるのではなく、
同じ歯が永遠に伸び続けます。

野生のうさぎさんは草を食べたり、木の皮をかじることで、
歯が伸びすぎてしまうのを防ぎます。

家で飼われるようになったうさぎさんは、
牧草やかじり木をかじることで、歯が伸びてしまうのを防ぎます。

しかし、稀に牧草を食べていても、かじり木をかじっていても、
不正咬合を起こしてしまうことがあります。

不正咬合には先天性のものと、後天性のものがあります。
先天性のものは仕方ないのですが、後天性のものは予防することができます。

今回は、不正咬合の対策と、
不正咬合になってしまった場合どうするかを学びましょう。

不正咬合の対策

後天性の不正咬合の原因はいくつかあります。
それぞれの原因と対策を紹介します。

食生活

うさぎさんの歯は、硬い繊維質の牧草をたくさんたべることで、
日々少しずつ伸びるのを防ぐことができます。

しかし、
必要以上のペレットを与えていると、
うさぎさんは牧草よりも嗜好性の高いペレットをおなかいっぱい食べて、
牧草をあまり食べなくなります。

ペレットも一見固そうに見えますが、
咀嚼の回数は牧草よりも減ります。

この、ペレットの与えすぎが原因で、
不正咬合を起こす可能性があります。

対策としては、
ペレットの与える量を適切な量にしてあげることです。
ペレットの適切な量は、大人のうさぎさんで、体重の3%の量と言われています。
この量を、朝晩に分けて与えるようにしましょう。

ダイエット中のうさぎさんなど、
うさぎさんによって、必要な量は変わりますので、
ぜひあなたのうさぎさんにぴったりな量を考えてあげてください。

そして、いつでも牧草が食べられるように、
牧草は山盛りいっぱい与えてください。

怪我によるもの

ケージを噛むクセがある子は、歯がゆがんだりして、
不正咬合を起こしてしまうことがあります。

ケージをかじらないように、木でできたかじり防止のフェンスをつけてあげたり、
かじり木をかじりやすいように設置してあげたり、

とにかくかじるのであれば、木や牧草をかじることができる環境にしてあげましょう。

かじり木については、
木はかじらせない方が良いとおっしゃる獣医さんもいます。

しかし、どうしてもケージをかじってしまうのであれば、
ケージをかじるよりも木をかじってくれたほうがマシです。

あなたのうさぎさんがどういう行動をするかに合わせて、
かじり木を使ってあげてください。

不正咬合になった場合の症状

うさぎさんが不正咬合になった場合、
以下のような症状が現れます。

・食欲不振
・よだれがでる
・めやに、涙がでる
・眼球突出
・顔が腫れる


これらの症状が出てしまった場合、病院にいかなければいけません。

不正咬合の病院での対応

不正咬合になってしまった場合は、
歯を削る手術を定期的に受けなければいけません。

若いうちであれば、矯正という方法もあるようなので、
早いうちに気づいてあげたいですね。

歯を削る以外の方法としては、
抜歯を行うこともあります。

うさぎさんの症状によって対処法が変わりますので、
不正咬合かな?と思ったらすぐに病院に行きましょう。

また、早めに症状に気づいてあげるためにも、
病院の定期検診を受けるようにしたいですね。

まとめ

うさぎさんの不正咬合は、食欲不振やその他の重大な病気に繋がる可能性もあり、
なるべく早く気づいてあげたいものです。

先天性のものでも、後天性のものでも、
気づいた時にはなるべく早く病院に連れて行くようにしましょう。

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